2012年 03月 14日
心を寄せて |
東日本大震災から1年が経ちました。改めて、亡くなられた皆様へ哀悼の意を表すとともに、被災されたすべての皆様に心よりお見舞い申し上げます。
1日から始まった若手男性作家3人による展示会をご紹介します。
奈良県生駒市で活動されている木工作家稲葉崇史さん。
今回は、テーブル、椅子、飾り棚、そして木の器を出展していただいています。
植物性の自然のオイルで丁寧に仕上げられた作品は、思わず手で撫でてしまう・・・
どれもツルツルの触り心地。見た目のセンスのよさに加え、常に使い手の立場に立って作られたおもいのこもったこだわりの作品です。
ダイニングの椅子と小さめのロッキングチェアーは、畳の上で座っている感じをだしたかったと
ペーパーコードを編んで作られています。座り心地のよさと器用さにびっくり!
誰もが憧れるロッキングチェアー。座ると木の呼吸と柔らかさに思わず目を閉じてしまいます。
どれも長く使っていただける作品です。
今回はかわいいスツールをたくさん出展していただいています。
ウォールナット、さくら、栗、楓、なら・・・素材によって全部座り心地や重みもちがうんですよと
丁寧に説明してくださる稲葉さん。4本の楔(くさび)でしっかり作られスツールたちは、大きな私も包んでくれます(笑) 皆さん、是非座ってみてください。
大阪市住吉で活動されているガラス作家の増田建治さん。
作家さんの中でも数少ないブロー&カットにより、今回も酒器を、そして透明のグラスを
出展していただいています。好きなものをこだわって作り続けたいという彼のぶれない精神は
ファンの心を離しません。
窓から射す光と影の自然の演出で、さらに美しく私たちの目を楽しませてくれます。
新作の波模様、そして今回は伝統的な切り子の模様も展示しています。
正倉院の「白瑠璃碗」をイメージして作ったという円形切り子は、分厚作られた素地に力強くカットされ、なんともいえない味わいが感じられます。「昔の人はどうやって削ったんだろうなぁ」としみじみと話される表情から、きっと今でもこれほどカットされるのは大変な労力が必要だということが伝わってきます。
伝統的なあられ模様です。こんなグラスでいただくとお酒が一層美味しくなりそうですね!
そして堺市、ほんとにご近所で活動されている阪本健さんです。
丹波で修行されていたという阪本さんの作品は、どれもまるで穴窯ででも焼かれたような
灰の被った焼き締めと粉引きの茶道具、器、花生けなどを出展していただいています。
市販の粘土では物足りないと粘土も泥もそして釉薬もオリジナルです。電気窯で焼かれていると聞いてびっくり!ざっくりとした風合いに愛らしい形のお抹茶碗はどれも魅力的です。
赤い色は炭化辰砂で、失透の渋い赤色が素敵です。
日本酒が好きだという阪本さんが作る徳利とぐい飲みです。
少し大振りのものもあり、酒好きにはたまりません(笑)
粉引きの器です。白、少し黄みがかったものもあり、貫入やちぢれが景色となり趣が感じられます。
辰砂の茶入れ・・・素敵でしょ!
現代的な阪本さんが作り出す伝統的な作品の数々・・・どうぞ手にとってご覧ください。
展示会は今週の土曜日までです。
彼らの美しい手仕事を見に是非お出かけください。
1日から始まった若手男性作家3人による展示会をご紹介します。
奈良県生駒市で活動されている木工作家稲葉崇史さん。
今回は、テーブル、椅子、飾り棚、そして木の器を出展していただいています。
植物性の自然のオイルで丁寧に仕上げられた作品は、思わず手で撫でてしまう・・・
どれもツルツルの触り心地。見た目のセンスのよさに加え、常に使い手の立場に立って作られたおもいのこもったこだわりの作品です。
ダイニングの椅子と小さめのロッキングチェアーは、畳の上で座っている感じをだしたかったと
ペーパーコードを編んで作られています。座り心地のよさと器用さにびっくり!
誰もが憧れるロッキングチェアー。座ると木の呼吸と柔らかさに思わず目を閉じてしまいます。
どれも長く使っていただける作品です。
今回はかわいいスツールをたくさん出展していただいています。
ウォールナット、さくら、栗、楓、なら・・・素材によって全部座り心地や重みもちがうんですよと
丁寧に説明してくださる稲葉さん。4本の楔(くさび)でしっかり作られスツールたちは、大きな私も包んでくれます(笑) 皆さん、是非座ってみてください。
大阪市住吉で活動されているガラス作家の増田建治さん。
作家さんの中でも数少ないブロー&カットにより、今回も酒器を、そして透明のグラスを
出展していただいています。好きなものをこだわって作り続けたいという彼のぶれない精神は
ファンの心を離しません。
窓から射す光と影の自然の演出で、さらに美しく私たちの目を楽しませてくれます。
新作の波模様、そして今回は伝統的な切り子の模様も展示しています。
正倉院の「白瑠璃碗」をイメージして作ったという円形切り子は、分厚作られた素地に力強くカットされ、なんともいえない味わいが感じられます。「昔の人はどうやって削ったんだろうなぁ」としみじみと話される表情から、きっと今でもこれほどカットされるのは大変な労力が必要だということが伝わってきます。
伝統的なあられ模様です。こんなグラスでいただくとお酒が一層美味しくなりそうですね!
そして堺市、ほんとにご近所で活動されている阪本健さんです。
丹波で修行されていたという阪本さんの作品は、どれもまるで穴窯ででも焼かれたような
灰の被った焼き締めと粉引きの茶道具、器、花生けなどを出展していただいています。
市販の粘土では物足りないと粘土も泥もそして釉薬もオリジナルです。電気窯で焼かれていると聞いてびっくり!ざっくりとした風合いに愛らしい形のお抹茶碗はどれも魅力的です。
赤い色は炭化辰砂で、失透の渋い赤色が素敵です。
日本酒が好きだという阪本さんが作る徳利とぐい飲みです。
少し大振りのものもあり、酒好きにはたまりません(笑)
粉引きの器です。白、少し黄みがかったものもあり、貫入やちぢれが景色となり趣が感じられます。
辰砂の茶入れ・・・素敵でしょ!
現代的な阪本さんが作り出す伝統的な作品の数々・・・どうぞ手にとってご覧ください。
展示会は今週の土曜日までです。
彼らの美しい手仕事を見に是非お出かけください。
by gallery_honda
| 2012-03-14 05:34
| ぎゃらりいホンダ 企画展